平成30年10月吉日
「県立移管120周年に向け」
                                          


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                                                    鹿山会会長 粟生雄四郎

 会員の皆様には、日頃より鹿山会の運営に多大なるご支援とご協力をいただき厚く御礼申し上げます。

 さて、平成最後の年となる明年は県立移管120周年を迎えます。このため学校、
PTA、鹿山会からなる実行委員会を設置し、記念誌発行や校旗の新調など各種記念事業を計画しております。
 これらの記念事業を成し遂げるためには資金が必要であり、是非とも会員の皆様のご寄付をお願いいたします。

 また、平成30年度の予算編成にあたっては本会の持続的な発展を図るため、歳出超過となっている一般会計について全般的な見直しを行いました。まず歳入の確保を図るため鹿山会報に広告を導入するとともに、年会費に加えて寄付金を納入された方を納入者名簿に特記させていただきました。また、歳出ではできるだけ在校生の支援メニューは維持しつつ、より経費削減に努めることとしました。

 さらに、今年の鹿山会総会において堀田家13代当主の堀田正典さんに本会の名誉顧問に就任していただきました。
 堀田家は代々佐倉藩主を務め、本校及びその前身である藩校の創立から今日に至るまで多大な貢献をされました。
 具体的には、1792(寛政4)年に藩主堀田正順公が藩校「佐倉学問所」を創設し1836(天保7)年に藩主堀田正睦公が大手門前(現在の市民体育館敷地)に移転拡充し「成徳書院」と改称しました。
 また、1899(明治32)年に県立に移管して「千葉県立佐倉中学校」となった数年後に訪れた廃校の危機に際し、堀田正倫公の寄付により母校は維持されたのでございます。
 さらに、明治43年県立中学校にふさわしい教育環境を求め、宮小路から鍋山の現在地への移転に際しても正倫公は敷地購入費及び校舎(現在の記念館など)新築費などを寄付されたのであります。
 名誉顧問に就任された堀田正典さんは毎年全国藩校サミットの藩主会議にも参加されており、今後とも本会の運営などにアドバイスをいただく予定でございます。

 結びに、鹿山会の活動により多くの会員の皆様が参加されることをお願いするとともに、会員の皆様のご健勝・ご多幸を祈念いたします。